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​教育心理分野の専門カリキュラム

 本分野で用意している専門カリキュラム(令和2年度入学者に設定しているもの)を詳しく紹介します。教員免許のカリキュラム以外にも下のような専門科目を綿密に配置しています。ぜひ積極的に学んでもらいたいと思います。

 先方の大学と統一する都合上、履修表上ではかなり大雑把になっていますが、入学後に履修指導してバランス良く履修してもらうようにしています。

◆共通〔必修4単位〕

これは宇都宮大学と群馬大学の両方の学生が必ず受講するものとして設定されています(遠隔方式にて実施します)。「心理教育統計学の基礎(1年次必修;2単位)」「人格心理学(2年次必修;2単位)」の2科目が設定されています。

◆概論系〔4単位以上履修目安〕

「子ども理解の心理学(1単位)」「青年期以降の心理学(1単位)」「認知心理学(2単位)」「臨床心理学(2単位)」「集団心理学(2単位)」「メンタルヘルス実習(2単位)」が設定されています。「~学」の授業では教育心理学を学ぶにあたっての基本知識を網羅的に学べるようにしています。加えて自己内省とキャリア教育を兼ねた精神的健康に関する実習も希望に応じて履修できるようにしています。

◆研究スキル系〔4単位以上履修目安〕

「教育心理学論文作成法(1単位)」「心理統計学(2単位)」「教育心理学研究法(2単位)」が設定されています。教育心理学を研究するにあたって必須の研究スキルを学べるようにしています。

◆特講系〔2単位以上履修目安

「発達心理学特講(1単位)」「認知心理学特講(1単位)」「臨床心理学特講(1単位)」「集団心理学特講(1単位)」「カウンセリング演習(2単位)」が設定されています。特講については共同学部化にあたり,これまでの単なる授業形式と異なり学校現場の実践的課題と関連した新たな授業方法を検討中です。また、3年次までに臨床に関する授業や実習をしっかり受講し、内省的な課題への対応ができると判断できる方には、希望に応じて実習の授業を行っています。

◆演習系〔4単位必修〕

「教育心理学研究セミナーⅠ(2単位)」「教育心理学研究セミナーⅡ(2単位)」の2つが必修です。各教員が前期または後期に1つずつ開講し、学生は2つ以上の演習を受講する形をとっています。大規模私立大学だったりすると「どれか1つのゼミ」といったことがありますが、本領域では小規模を活かして、演習に限らず多くの(すべての)教員の授業に触れるように指導しており、セミナーを2つ(以上)というのはそのことを反映しています。

◆卒業論文〔4単位必修〕

「卒業研究(4年次必修;4単位)」は専門の最後の作業です。他のところや私立大学などでは演習と卒論指導を同一教員で固定して、狭い指導の中に長期間閉じることがありますが、本領域では学生の意向・希望を尊重しながらも学生がどの教員に指導を受けてもよいように、また基本的に教員の指導負担もほとんど同じくなるように割り振りします。そのために前記のように様々な教員に接するような履修形態をとっています。

【​教職専門科目や基盤教育科目への開講】

他の上記の専門科目だけでなく、学部や大学にとって重要な科目となる教職専門科目(教員養成課程の学生が免許取得のために受講するもの)や基盤教育科目(本学学生が一般教養のために受講するもの)にも協力しています。教職専門科目については必ず受講することになると思いますが、基盤教育科目についてもぜひ受講してみてください。

▼教職専門科目への開講

「心身の発達と学習過程(1年次受講)」「生徒指導・進路指導(2年次受講)」「教育相談の理論と方法(2年次受講)」「幼児教育相談(幼稚園免許希望者)」

 ※共同学部化に伴い、これらの科目に加え群馬大学の先生開講の教職科目(「発達と教育の心理学」

        「生指導・進路指導の実践と事例研究」「教育カウンセリングの実践と事例研究」)も受講する

        ことになります。これらを合わせて免許取得用となります。

▼基盤教育科目への開講
「発達心理学入門」「対人関係の心理学」「児童生徒の思考と認知」「学校臨床心理学」
  ※現在、上記のものを​各教員の裁量で定期的に開講しています。

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