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​教育心理分野を志す受験生へのメッセージ

​ 「(教育)心理学を学びたい」と思う高校生、受験生は一定割合いると思います。しかし、入学した学生の様子を見ていると、高校時代にしっかり進路指導を受けたのだろうかと首をかしげます。学校の先生たちについて教科の先生が多いとすれば、(教育)心理学の視点からについて明瞭で識別的に進路指導するというのも難しいのかもしれないなあと感じています。
 まず、本学共同教育学部は教員養成を意図しています(平成28年度から学校教育教員養成課程のみ学生募集)。つまり、教育心理分野で学んだ後の将来の進路としては一般社会での心理学を活かした職というよりも学校教育で心理学を活かした教員として活躍することを念頭に置いています。
 高校生・受験生の中には心理学の資格取得をまず思い描いている人もいるかもしれません。心理学の世界ではここ最近「公認心理師」に関する制度が定まってきましたが、この資格を取得するには、心理学を専門的に学べる大学の学部・学科で学ぶ必要があります。本学の本分野では教員免許取得のための単位数がかなりの割合を占めるので、そこまでの学部授業単位数(つまり教員数)を用意できませんし、大学院も全く様変わりしたので、この制度には対応していません。これまで関心の中心としてあった「臨床心理士」は大学院資格ですが、今回の「公認心理師」は学部教育からかなりの科目内容と単位数の縛りがあります。ぜひ関連するサイトなどで確認して、その資格が取れる進路を目指してください。
 このように書くと本分野では心理学はあまり学べないかのように思えるかもしれませんが、そのようなことはありません。学生が学んだ内容を「心理学検定」のような場に赴いてチャレンジし、学生たちが良い結果を得ることもありました。また、必須単位数よりも自主的に多めに受講し、加えて自主的に学んで準備することで、心理系公務員の就職をした学生もいました。開講科目の多くをしっかり修得してくれれば実力的には他所とそれほど遜色ないという自負はあります(とはいえ、資格はそれを認定されたところでしか出せないので、心理学の資格志向の方は他大学の情報をしっかり収集してください)。
 しかし、本分野は、本学・本学部の現状から考えると、「心理学を専門に仕事をする人」というよりも「学校の中で教育心理学の知見を十分に活かした教員の養成」ということを重視し、目指しています。ぜひこの観点に立って学びを進めてくれる学生の入学・進学をお待ちしております。

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